2013年10月31日

『動物を守りたい君へ』

『動物を守りたい君へ』
(高槻成紀 著/岩波ジュニア新書 ¥840)

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 2006年に岩波ジュニア新書から「野生動物と共存できるか」という本を出しました。わりあいよく読まれて現在6刷となり、この種の本としてはよく売れているということで、ありがたいことです。さらに、この本の文章が2つの中学生の国語の教科書に採用されました。まことに夢のようなことで、子供が好きだった私の父が生きていれば、どんなにか喜んでくれたかと思います。
 私は孫たちの将来を思うとき、日本人と自然との距離が遠くなることを心配しないではいられません。また、麻布大学に移ってから、学生とともにシカ以外の動物を調べるようになり、自分の知りたかったこと、示したかったことは、生き物のつながりにあったのだと気づきました。今回は、それらの思いを含めて、若い世代に動物を守ることの意味を考えてもらいたいと思いながら書きました。
 本書では、野生動物だけでなく、ペットと家畜のことも書きました。捨てられる犬のことや、毎日食べている魚や肉を動物の体の一部だと感じることがむずかしい時代になっていることへの懸念からです。もちろん動植物を調べることの喜びや体験についても書きました。そして、最後の部分で東日本大震災のことを取り上げ、太平洋戦争後、日本人が自然に対して傲慢になったことの結果があの原発事故であり、再稼働など絶対してはいけないという私の考えを書きました。ご一読いただき、感想をお寄せいただければ幸いです。




posted by あーすわーむ事務局 at 17:30| Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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